正しい手抜き=こどもの口が育つ!
お子様をお持ちのお母さん、毎日食事の用意大変ですよね。子ども用となると、食べれるようにもうひと手間加えないといけないことも。。
細かく切ってあげたり、
大人用より柔らかく煮込んだり。
喉に詰まらせないかも不安ですよね。
でも、そのひと手間ストップ!
本当に必要なのでしょうか?
こどもの年齢と口の成長によっては、食べやすいようにと過剰に手間を加えているかもしれません!
最近のこどもたちは昔と比べると、顎が小さいまま成長しています。つまり歯並びが悪くなりやすいのです。
その原因は、食事の欧米化、軟食化。
つまり、海外から入ってきた食事、加工肉などが広まり、日本人の噛む回数が減ってきています。和食に比べると洋食は噛む回数が約半分に。
そりゃ、顎に刺激もいきません。
こどもの口の発達不全は現在の食生活による現代病なのです。
だからこそ、今一度親としてこどもの食事を、「口を育てる」という面から見る必要があります。そして、それがなんとお母さんの負担を減らしてくれるかもしれません。
手抜きポイントその1
切らない!
ついつい誤飲が心配で小さく切ってしまいがちですが、お母さんが包丁を入れるたび、こどもの歯の刺激は減っていきます!
たとえば生の人参20グラム
みじん切りは噛む回数約240回に比べ、スティック状にすると約490回、
同じモノでも切り方1つで顎を使う機会が倍になります。
手抜きポイントその2
素材のまま!
食材は調理をするたび繊維などが失われ柔らかくなってしまいます。
大概のお野菜は、煮込んだ時点で噛む回数は半分程に。出来れは素材のまま生の野菜スティックがおすすめです。
まだ生は心配という場合は、炒めたり、蒸すほうがまだ繊維は残りやすくなります。
離乳食の延長でついつい調理法も過保護になってしまいますが、幼児食は必要ない調理時間も節約できるといいですね。
参考文献/
おとみんのよくばりレッスン/宮坂乙美
- 作者:乙美, 宮坂
- 発売日: 2018/01/01
- メディア: 単行本